生きテク No.10

6~7年間うつ病で苦しみ、拒食症と過食嘔吐を繰り返した
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 女性
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■最も自分に過酷だった状況
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18歳のとき、つきあっていた彼氏から「太ってるよね」と言われました。
その直後にふられてしまい拒食症に。

けれどもしばらくたって、リバウンドが起き、今度は過食がはじまりました。
食べると太ってしまうという強迫観念から、食べては吐くようになり、
吐けないときは下剤を12錠一気に飲んだりもしました。

接食障害がひどくなるにしたがって、 うつ病にまでなってしまいました。
生活も思うようにできなくなり、
リストカットしようと思うまでになりました。


■どんなふうに苦しかったか?
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1日に2?3回、食べては吐くことを繰り返していたせいで、
栄養が体になく、低血糖で手が震えてしまう。

吐く勢いで眼球の血管が切れ、目の白いところが赤くなる。
吐き過ぎて喉から血がでる。
代謝や血液のめぐりが悪くなるせいか顔がむくんでしまう。
常に頭がぼーっとしている。下剤の飲み過ぎでおなかが痛い……。
などなど、 精神的なつらさに加え、今あげたような身体的なつらさが加わり、
心身共にぼろぼろでした。




■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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ルームメイト(学校の先輩)が私の過食を無理に止めようとはせずに、
食べているところを普通に受け止めてくれたことが大きかったと思います。
彼女自身とても太っていて、たくさん食べることに対し、
嫌悪感などがなかったのかもしれません。

「明るい過食」と過食の症状にニックネームをつけてくれたりして、
受け止めながら見守ってくれていました。
そして、何よりもうつ病と接食障害に思い詰めてリストカットをしようとしたとき、
ルームメイトに「なにやってるの!」と叩かれ、ハッとしました。


また、新しい彼氏もでき、彼は「太っていても好きだよ」 と言ってくれ、
また私もそれを信じて受け入れられました。
そんな彼の前では、安心して食べることができ、
だんだん接食障害もおさまっていきました。

もともと私は歌うことが好きだったのですが、
吐く時に指を入れると爪で喉を傷つけてしまいます。
すると、声質などに差し障りが
出てくるようにもなってきてくる可能性があることに気づきました。
それを「すごくイヤ!」と思ったとき、
過食した後に吐くことができなくなっていきました。

■その後。
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好きだった歌に本気で取り組むようになるにつれ、
接食障害は加速度的によくなりました。
うつ病も同時に回復し、歌手として生きていきたいと思うように。

現在はジャズシンガーとして夢を叶えることができ、
都内のライブハウスなどで歌う毎日です。
支えてくれた人たちに「ありがとう」と感謝しながら、生きています。

この生きテクを読んでくださった方へ。
「生きていたらいいことは必ずあるよ」


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