生きテク No.12

恋人を傷つけてしまった自分を責め続けた
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 男性
職業: 正社員
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■最も自分に過酷だった状況
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20才頃、3年くらい付き合っていた子を

自分の甘えから精神を傷つけてしまい、

二度と会えなくなった。


まるで自分の一部のようにその人を好きだったので、

自分はなんて取り返しのつかないことをやってしまったのだろう、

最低、死んだ方がいい、

と思い、毎日自分を責めるようになった。

■どんなふうに苦しかったか?
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仕事をしていたが、そのことで自分を責めて
2夜に1回(それも一瞬気絶する感じ)程度しか眠れなかった。

仕事ではオーナーから期待されていたが、
そのストレスから彼女を傷つけたのだと思い、仕事も辞めた。

そして完全に一人になった。

自分を責めることが極限に達し、あたまがおかしくなった(と思う。)

彼女のマンションの駐車場に行き、
ネコになったことにしてノラ猫と会話したり、
川の魚と会話しようとしたりしていた。

不思議な手紙を彼女のマンションに投函したりしていた
(今で言うとストーカー?)

ある日手紙がすべて送り返されてきて、
「迷惑です。もう終わったことです。
二度とこのようなことをしないでください。」と手紙に書いてあった。

一方的に自分の気持ちを押し付けて、
更に相手に迷惑をかけた自分が、
人間として消去したかった。

■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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自分のことが憎くなり、朝に鏡で顔を見るのも嫌になった。

自分を、自分の存在そのものを消してしまいたかった。

リセットしたかった。

具体的にどうやって死んだらいいかわからなかった。

そして、死ぬのが怖かった。

ある日、
自分の顔を鏡で見たときに
「髪の色をショッキングピンクにしたら、鏡を見ても
『自分じゃない人だ』と思ってリセットできるかも」
と思い、
完全に真っ白にブリーチして、蛍光ピンクに染めた。

(恐らく前日に見たX JAPANのビデオのせい) 

数日間は鏡を見るたびにビックリした。でも、
「ああ、これは罪を犯した自分ではないのだ」
「このピンクの人は、人を傷つけることなく、
逆に感謝されるような人になるといいな」と心から思えた。

どうやったらそのピンクの人(自分)が
『人に役立てる人間になれるか』
を真剣に考え、行動を起こせるようになった。


■その後。
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その後、今まで読んだ本の内容を活かし、
フリーマーケットで若い人を相手に
人生相談に乗ったりしているうちに

「こんなことをやってもらえませんか」

といった頼まれ事をするようになった。

『頼まれ事は断ってはいけない』というのを
何かの本で読んだことがあり、
すべて「精一杯やらせていただきます」と引き受けてみた。

絵を描いてくれ、デザインしてくれ
といった頼まれ事が増えていった。

今は、デザインの仕事をやりながら、
デザインがどうやったら人の役に立つのか、
ということを考えるようにしている。


今は髪はピンクではないけれど。


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