生きテク No.123

過酷な労働から自分を見失いうつ状態に。自分を認めてくれる人との出会いが自分を変えた
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■生きテク提供者
名前:
性別: 男性
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■最も自分に過酷だった状況
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新卒で外食コンサルティングの会社に入社した。


社会人経験も浅く、わからなことばかりだったが、
コンサルタントという立場上、指導的立場にならなければならない。


新卒とはいえ甘えは許されないと思い、1日20時間働くことを自分に課し、
がむしゃらに働いた。
社内で3時に寝て、7時に起きる生活だった。


過酷な生活が続く中、不況の煽りで会社の経営が傾いた。
自分の力が発揮できず、
会社にいることの存在理由がわからないまま必死だった。
出口の見えないトンネルを歩いているようだった。



■どんなふうに苦しかったか?
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ある日、上司の言葉が全く理解できなくなっていた。
極度の過労と精神的な負担によってうつ状態に陥っていたのだ。


そんな自分に、上司は丁寧に一から教えようとしてくれたが、
一生懸命理解しようとしても、上司の言葉が頭の中をすり抜けていく。


懸命に考えようとる程、頭の中は真っ白になっていった。

何もできなかった。無力でどうしようもなかった。

上司を前に、次々と涙が流れて止めることができなかった。
「すみません、僕、おかしいです」と訴えた。
そんな状況になってはじめて、自分の異変に気がついた。


そんな時のことだった。
夢の中で自分の葬式が行われているのをみた。


葬儀の参列者の顔ぶれは、当時の自分自身の生き様を反映するかのように、
表面的な人間関係を築いていた人たちばかりだった。


自分らしく生きていなかった。
このままでは、ダメになると思った。


ある意味自分を客観的に見ることができて、
何かを変えなくてはならないときがきたと強く感じた。



■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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心配した母が、ある占い師を紹介してくれた。
その占い師に「あなたは絶対に成功する」と言われた。


その一言が耳を離れず、根拠はないがその力強い言葉に、
心のスイッチが切り替わっていくのを感じた。
「自分は成功する」という不思議な自信が湧いてきた。


また、その占い師に、
「自分が見たものを全てノートに書き出す」という課題が与えられた。


人は普段無意識のうちに、自分の見るもの、聴くものを選択している。
自分の興味やフォーカスしていることが
ノートに書きだされることによって
わかるようになると、自分自身を知ることができる。
とアドバイスを受け、それを実践したところ、

自分と他者の関わり方が変わっていき、
本当に必要な出会いを得られるようになった。

そして、「ありのままの自分自身」に気付かせてくれる、
そんな自分らしく生きている人たちとの出会いが自分を変えていった。


「ドリームワークカレッジ」という
自分の夢を実現させるための起業を支援するセミナーに参加したところ、
鈴木惣士郎という人物に出会った。

その存在に圧倒されて、胸の奥のから強くひきつけられた。


セミナーの質問コーナーで、
自分のいま置かれている状況を相談すると、
「(会社を)辞めちゃえば?」とあっさり言われた。


人は常に2つの選択肢を持っている。
そのことを自覚している人は、自由に生きることができる。
しかし一方にしがみつき、自分にはもう選択肢が無いと思い込んでしまうと、
自分で自分の可能性をも閉ざしてしまうのだ。


自分は、会社という選択肢に縛られて身動きができなくなっていた。
惣士郎さんに「辞めちゃえば?」と言われたことは、自分を目覚めさせてくれた。


結局、自分を縛り付けていたのは、
他の誰かではなく自分自身であった。


すると、憑き物がとれたように心が軽くなり、
自分の可能性を狭めるこだわりから開放されたように力がわいた。



■その後。
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会社を辞め、
いまは、自分が心の奥底で望んでいる声に従って生きている。


会社を辞めた後、人の心の話に耳を傾けていたいと思い、
始めたセッションは
1000人を超えた。


今では自分の生きる道は、
自分の心がちゃんと知っているはずだと確信できるようになった。


自分のメンターと尊敬する鈴木惣士郎さんの弟子となり、
一緒に「心美人協会」という財団法人を立ち上げ、
心の専門家の資格の普及活動をしたり、
資金
5000円で飲食店をオープンさせたりしたこともある。

その体験から世の中に余っているものを上手に循環させれば、
食べ物に困る人も、心の安らぎ場所に困る人もきっといなくなるはずと確信している。


人や物そして心も、うまく循環することが出会えないことによる不幸を解消し、
相互の幸せが実現する。そんな社会になればいいと思う。


今は、「添い寝屋」という仕事をしている。
社会の中で心に悩みを抱えている人や、
自分自身を見失ってしまっている人たちに対し、
自分の持てるものすべてを使って向き合っていく。


誰よりも近く、そして直にその人たちの力になりたいと感じる。
また自分自身もそうやって役に立てることで生かされていると感じる。



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