就職活動や恋愛につまずき、自分の存在価値が崩れていった
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 女性
職業: 学生
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■最も自分に過酷だった状況
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大学4年生の時、自分なりに就職活動を一生懸命頑張っていた。
けれども最終面接で落ちる日々が続き、
合格の兆しはひとつも見えないまま、時だけがすぎていった。
いわゆる「コミュニケーション能力」もあるつもりだったし、
自分なりに充実した大学生活を送ってきたつもりだったので、
どこに原因があるのか全く分からなかった。
また、プライベートでも、好きな人とうまくいっていなかった。
もともと自分は、「浮気相手」というポジションだったが、
いずれは自分だけと付き合ってくれるようになると愚かにも信じていた。
しかし相手の男性から、「好きじゃない」と
今までの関係を全て否定されてしまったとき……。
これまで築いてきたはずのものがガラガラと崩れていくような気がして、
目の前が真っ暗になった。
■どんなふうに苦しかったか?
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とにかく自分の存在価値が分からなかった。
「企業からも必要とされず、好きな人からも必要とされない」
そんな自分に、存在意義が見出せなかった。
毎晩、ひとりになると家で号泣する日々だった。
死にたくてしょうがなかった。
しかし、「自殺したら母が悲しむな」という想いがあり、
自殺は選べなかった。
そのため、「誰かに刺されて死なないかな」とか、
「事故に巻き込まれてうまく死ねないかな」とか
どうやったら自殺ではない方法で死ねるかと考えていた。
とにかく「死」の願望から逃れられなかった。
心療内科にも行き、薬も処方してもらった。
けれども、何回目かの通院のとき
に「薬を飲むと気分が悪くなる」と訴えると、
「この量で気分が悪くなるんだったら、そんなに重くないね」
と医師からあっさり言われてしまった。
唯一自分を分かってくれていると思っていた医師からも
軽く扱われているようで、
「誰も私のつらさなんて分かってくれないんだ」
と殺伐とした気持ちになった。
■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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結局は、『時間が解決してくれた』のかなあと思う。
友達に話したり、お酒を飲んだり、テレビを見続けたりしたが、
どれも自分にとっては根本的な解決にはならなかった。
しかし、全てのことから逃げて 、
なんとかなんとか不毛な日々を半年ぐらい過ごした結果、
徐々に将来のことを前向きに考えられるようになった。
また、しんどいながらも、
「なんとか進路を決めなきゃ」という理性が働いており、
就職はあきらめ大学院を受験することに決めた。
その進学試験に合格できたことも小さな自信になったと思う。
こういった
小さな自信の積み重ねが将来に向かっていく気持ちにつながったの
かもしれないと今なら思う。
■その後。
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大学院に進学し、無事に就職先も決まった。
現在はボランティア活動や論文の執筆に励む日々。
あれ以来、本気で死を考えたことは無い。
けれども、今後も何かをきっかけにそう思ってしまうことはある
だろうなあと思っている。
もし、そういう風に思う日が再びやってきたとしても、
解決する日が来ると分かっているから、死は選ばないと思う。
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