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■生きテク提供者
名前: なぎ
性別: 男性
職業: 正社員
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■最も自分に過酷だった状況
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あれは僕が高校一年生の時(今から13年前)、
自分が仲良くしていた仲間の全員に一斉に無視されました。
何をするのにも、みんなで一緒にやっていたんですけど、
誰一人遊んでもくれないし、口も聞いてくれなくなったんです。
15人も仲間が居たのに、一人も相手にしてくれなくなりました。
僕は割りとリーダー的な存在で、遊ぶ時も言い出しっぺになって、
陣頭を執っていたんですが…。
今まで何だったんだって感じで、
仲間だったみんなのことが怖くなりました。
■どんなふうに苦しかったか?
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きっかけは、仲間の彼女と親しくなり過ぎてしまったことでした。
その彼女の方から、僕に親しくして来たのに、みんなはそのことを
理解してくれなくて、一方的に孤立しました。
お昼になるとみんなで屋上に行って、
お弁当を食べていたのに、そのことがみんなに知れ渡ってから、
僕は一人で教室でお弁当を食べていました。
クラスのみんなは、それぞれの友達と楽しくおしゃべりをしたり、
遊びの約束とかしていたのに、僕だけ一人。
お昼は本当に嫌だった。授業中よりも休憩時間や
放課後が嫌になって、休みも全部嫌になった。
■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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2ヶ月後に学校を辞める形で、無視は終わりました。
いじめられたことはいい形で解決しなかったけど、
友人の一人が、無視が始まって
2週間くらいした時に、謝って来てくれたんです。
「無視してごめん」って。
彼は謝ってくれて、
それから一緒にお昼ご飯を食べてくれるようになったんです。
「俺はお前のこと、嫌いじゃない」って。
みんなが無視をしたくて、そうしている訳じゃないんだって、
その時に気付きました。
本当はクラスの全員がそうしたい訳じゃないんだって気付いた時に、
無視されていることよりも、大事なことがあるって気付いたんです。
みんなの無視は変わらなかったけど、
一人でも自分のことを理解してくれる人が居ることが、
本当に嬉しくてありがたかったです。
■その後。
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一番辛い時に、自分を支えてくれた人とは、一生付き合えます。
その彼は学校を辞めて13年経った今でも、何でも話し合える親友で、
僕の結婚式に出席して、友人代表として挨拶してくれる予定です。
あの時、無視されていた僕に話し掛ける方が、
きっと勇気が必要だったって思っています。
だから、彼のこと、僕は一生大事な友達だと思っているし、
尊敬出来る本当の仲間だと思っています。
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