生きテク No.43

治ると信じ続けてきた皮膚病が、不治のものだと宣告され
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
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■最も自分に過酷だった状況
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生まれつき全身の肌がぼろぼろ落ちる病気で、
小中学校でいじめを受けることもありましたが
治ると聞いていたので自殺なんて考えてもいませんでした。

しかし、19歳の時に
皮膚科で治らないと宣告されてショックを受けました。
また、大学入学と同時に、
親友と思っていた人との連絡が絶え、
この病気では友達さえもできないと思い、
人と一定の距離をとるようになりました。

この病気さえ治れば友達をたくさんつくれると思って、
10年間民間療法などいろいろ試したが、
改善はみられませんでした。

自分の肌を見せると、みんな自分から離れていくと思って、
できるだけ自分の肌を隠すようにしていました。
そして、この病気が治るまで
親しい人をつくれないと思っていたので、
プライベートではずっと一人で孤独な日々を送っていました。


■どんなふうに苦しかったか?
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自分の肌のせいで、人を愛することもできない、
愛されることもない、そう思うととてもつらかったです。
友達をつくったり、恋人をつくったり、
結婚したりと当たり前のことができないことが
とても悲しかったです。

そして、自分を卑下しているためか、
人からの評価をすごく気にして、
他人の顔色をつねに伺うようになり、
素の自分を出せずに、人間関係がとても苦痛でした。


■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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大学時代に 禅について学び、
「悩みから解放できる知恵だ!」
と生きる希望を見出した。

といっても孤独の悲しみから
解放されることはありませんでした。

30歳のときに、高木善之さんの講演会で、
「自分の幸せは、みんなの幸せを実現することで実現する」
ということを聴き、自分は自分の幸せを願って生きてきた、
だから幸せを感じることがなかったんだと
気づくことができました。

そして、高木さんのワークショップに参加して、
自分の肌の悩みを参加者の前で告白したところ、
「たいした問題じゃないよ!」「全然大丈夫だよ!」
と励ましてもらって、自分の悩みは自分でつくったものだ
と気づくことができたと同時に、
自分のことを温かく受け止めてくれる人がいることに
とても感動し、 幸せを感じました。
以後、高木さんの講演などをきっかけに
知り合った温かい仲間との交流を通じて、
病気のままでも人を愛することができる、
愛してくれる人がいることに気づきました。



■その後。
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自分は今苦境を完全に乗り越えたわけではありませんが、
幸・不幸は自分の考え次第だということを
肝に銘じて生きていきます。
また、「愛してほしい」ではなく自分から愛していき、
人とのつながりを大切にしていきます。

みんなが笑顔でいられるよう自分も笑顔でいます。
孤独を感じている人がいたら、
そっとそばで肩を抱いて 温かく見守っていきたいです。

一方で、みんなの幸せを実現するため、
環境問題・貧困問題などに関わる活動をしていきたいです。
そしていつか、自然と共存して生活されている
先住民族の方々に会いに行き、その知恵を学びたいです。


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