交通事故で顔面半分を損傷。あまりの変貌に友人も離れて行く中、ある本との出会いで立ち直った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 男性
職業: 正社員
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■最も自分に過酷だった状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
専門学生だった18才の頃、交通事故に遭った。
夜中の3時頃、友人4人と酒を飲んで、
車に乗っていて運転手以外は眠ってしまい、
事故にあった直後は
救急車のサイレン音だけが聞こえていた。
意識が戻ったときには、すでに救急車の中にいた。
助手席の後部に乗っていた自分は、顔半分を複雑骨折。
眼球を支えられないほどの重傷だった。
同乗していた友人達は、運転手が足を骨折し、
他の2人も唇やおでこを切るだけの軽傷で済んでいた。
■どんなふうに苦しかったか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
入院先の病室は4人部屋だったが、
自分自身のことで精一杯で
同室の人を気遣う余裕など、全く持てなかった。
顔の傷は、半分以上に膨れ上がり、
見舞いに来てくれたクラスメートのなかには、
一目みて走り去ってしまう子もいるほど。
2度目の見舞いに来てくれるクラスメートは、
ほぼいなかった。
1ヶ月の入院中に、1度目の手術をしたが、
顔は元には戻らなかった。
退院してから2回目の手術を受けるまで、
1年間必要だったため、
普通に学校へ行くのも辛い日々が続いた。
事故に遭う前は、外見はもてるほうだったので、
そのギャップにも苦しんだ。
鏡やショーウィンドウに写る度に
「俺の顔、変じゃない?」と
しつこく聞くのが当時の口癖で、
どんなことにもマイナスのイメージしか持てなかった。
■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな日々のなかで読んだ、
ある1冊の本が自分を変えるきっかけに。
ビートたけしが、交通事故後に出版した
「顔面麻痺」という本だった。
「俺も辛いが、顔が変わっても
メディアに露出しなければならない
ビートたけしのほうが、もっと辛いはずだ!」
そんな考え方がマイナス思考だった自分の気持ちを
変えるきっかけになった。
また入院中、両親以外に、
唯一、毎日お見舞いに来てくれた
クラスメートの女の子がいて、
顔の傷のことを気にせずに交際してくれるように。
とても、心の支えになってくれた。
■その後。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
卒業後、念願のアパレル会社に就職し、
一生懸命に働いている。
顔も、手術のおかげでだんだんと戻ってきた。
事故後を支えてくれた女性とは、その後結婚し、
子供にも1人恵まれた。
妻に対しては「ありがとう」という気持ちでいっぱい!
一生、支えて生きて行こうと思っている。
そして、今思う事。
どんなに辛くても悩んでいる時間はもったいない!
一歩前に踏み出せば、何かが必ず変わる。
まずは、現状を変えてみよう!
これからは、人の役に立つような
生き方がしたいと思っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<<戻る
トップへ戻る
(c)ポジメディア
powerd by Mobapro.Net