生きテク No.50

借金生活、妻との死別、心臓病、3度の逆境を乗り越え
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 男性
職業: 正社員
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■最も自分に過酷だった状況
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【A】会社役員で安定した収入もあった38才の頃。
うまい話に乗ってしまい、8000万の借金を負って飲食業に手を出す
毎月300万の赤字を出す羽目になった。

【B】子供たちも大きくなり一安心と思った49才の頃。
妻が、パリに留学中の娘と、
英国で学習に励んでいる息子を訪ねて海外旅行に出かけた。

とても楽しんで帰ってきた妻が、妙に身体がシンドい、と私に訴えた。
翌日、妻を近くの病院に連れて行ったところ、
とりあえず入院するよう勧められた。

3日目、妻は突然容態が悪化し、他界した。
いまでいうエコノミークラス症候群だった。

【C】63才の頃、一番末の息子が選挙への出馬を表明。
当選できるよう奔走し、結果息子が当選。
やれやれと思った矢先、胸の痛みが始まった。


■どんなふうに苦しかったか?
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【A】 進むも戻るも地獄のような状況。
もう苦しくて死ぬしかない、
とマンションの屋上から飛び降りるつもりでいた。

【B】愛する妻とのあまりに呆気ない別れに、
魂が抜け殻のようになってしまい、うつ状態に陥った。
人生がもう終わったように思え、孤独に耐え切れなかった。

【C】心臓の欠陥が見つかり、一級の障害者として認可された。
身体に無理ができなくなり、恐る恐る生きている状態である。


■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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【A】もうどん底だ、終わりだと思った時、家族のことが頭をよぎり、
同時にある考えが浮かんだ。
思いついたのは 店の形式を変えること。

【B】 28才、26才、25才、22才と4人の子供がおり、
彼らの為にしっかりしなくてはならなかった。

妻の死を認め、それを受け止め、生きてゆく決意をした。

【C】思うに、私が小学校一年の頃、
父が戦地に赴き戦死してしまったことで、
母子家庭となってしまいずいぶん辛苦を舐めてきた。

しかしその 苦しい経験が、
逆境や困難に負けない精神力を育んでくれた
ように思う。

■その後。
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【A】 大衆居酒屋としてリニューアルオープンした結果、
これが当って経営がうまくいくようになった。

【B】4人の子供たちが立派に成長し、
それぞれ自分達の道をみつけて進んでいる。

【C】心臓に爆弾を抱えているような状態だが、
今私はとても充実して幸せである。


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