生きテク No.63

精神病の母親を持つ私に襲いかかった仕事の重圧
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
職業: 正社員
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■最も自分に過酷だった状況
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母が精神を病んでおり、
家事ができず、風呂にも入らず、
近所に罵声を浴びせる状態だった。

私を含め、子供達は母を疎ましく思っており、
ずっと母の子供である事を恨んでいた。 

そんな家庭事情の中、
18~19才ごろ、ひょんなことが重なり、
私にアパレルチェーン店の
店長代理という肩書きがついてしまった。

新人教育、売り上げ等、
まだ未熟だった自分に全責任がかかってきた。

■どんなふうに苦しかったか?
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プレッシャーのあまり、
休みの日も気になって店に顔を出す日が続き、
ゆっくり休む事もできなかった。

精神的に不安定になり、うつに近い状態。

接客が嫌になり、
酷い時には仕事を中心とした
生活そのものに支障をきたした。

■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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その店を辞めた。
そして絵画を売る別の仕事に就いた。

会社が絵画販売の仕事をやめ、
エステの仕事を始めると、
今度はエステティシャンとして
スキルを磨くことになった。

そうして仕事に打ち込んでいるうち
母に対する思いに変化が生じてきた。

あれほど恨んでいた母に
感謝ができるようになっていた。
そして苦しかった気持ちがすごく楽になった。

仕事を変え、多くのお客様と接しているうちに、
自分を見つめ直すようになり、
家庭を客観視できるようになったのが主な理由。

また、一度精神的に追い込まれた事も、
母の気持ちがわかる要因になったと思う。


■その後。
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自分を見つめなおした今、
本当にやりたかった仕事は
やはりアパレル系だと気付き、
デパートの子供服売り場で働き始めた。

自分の考え方ひとつで、
不幸と思っている出来事も
幸福ととらえる事ができる
と、
仕事や生活を通じて伝えていきたい。


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