友人の突然の自殺。自分を責めることしかできなかった。
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 男性
職業: 正社員
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■最も自分に過酷だった状況
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今から数年前の事。
同じ部屋に同居し、
毎日一緒に仕事をしている友人がいました。
その友人とは、
仕事でもプライベートでも、
いつも一緒でした。
でもある日突然、
その友人がビルから飛び降り、命を落としました。
■どんなふうに苦しかったか?
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ずっと一緒にいたのに、
何故気づく事が出来なかったのか。
あの時、こうしていれば。
ずっと自分を責め続けました。
彼が死んだのは私が退職する3日前の出来事。
やめるなどと言わずに、一緒に仕事を続けていれば、
結果は変わっていたかもしれない。
周囲からも毎日、
何故気付かなかったのかと問われていました。
過去の自分を責めることしかできず、
彼の死のことばかりが頭の中にありました。
自殺の理由を推察し、
あれこれと考えましたが、
ほんとうの原因は今でもわかりません。
私の心は荒れ、
自分では気付きませんでしたが、
その時の私は、すっかり感じが
変わってしまっていたようです。
死が頭の中を何度もよぎりました。
とにかく、
誰とも口をききたくありませんでした。
■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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彼を良く知る人物から叱責を受けました。
あいつは友達思いだったから、
今のお前を見たら悲しむ。
あいつが出来なかった事、大事にしていた事を
お前が引き継がなかったら誰がやるんだ!
そう言われました。
私は目が覚めるようでした。
ありきたりの言葉かもしれませんが、
当時の私には救いの光でした。
■その後。
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私は現在、住宅の販売という、
一生に一度のお買い物をお手伝いする仕事をしております。
日々の生活の中でも、
友人が大事にしていた
人とのご縁を自分も大事にしています。
そして大切にし続けた結果、
今では沢山の友人がいます。
悩みがある時には相談されるようにすらなってきました。
毎年の友人の命日には、
お墓に今の自分を報告しに行っております。
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