生きテク No.8

10年間愛した恋人に裏切られ、不眠症や離人症などを併発
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 女性
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■最も自分に過酷だった状況
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高校のときから10年間ひたすら愛した人がいました。
けれども、結局彼にとって
私は金の搾取と体の関係を持つ存在に過ぎなかったということが分かりました。

彼との間に出来た子も流産してしまいましたが、
そのことを私は悲しく思っていたのに、
彼はほっとしていたようです。

そのことも深く心に傷を残しました。
そして彼自身がバンドマンだったこともあり、
ファンの目などを気にして、
それらの事を誰にも相談出来なかったのが一番苦しかったです。

彼との別れで心身ともに疲れ、
統合失調症に近い精神的病
(不眠症、リストカット、離人症など)
を併発してしまいました。

それをきっかけに、東京から実家に戻ったのですが、
その選択は失敗だったようです。

もともと肉体的にも女性としてのプライドを傷付ける様な病
子宮内膜症、乳房に膿が溜まり切開して
除去
しなければいけなくなるなど)
を抱えていたせいでバイトもままなりません。

さらに、実家が岩手県の山の奥と大変な田舎のため
収入も東京にいたころより
ずっと低いものになってしまいました。
しかも、その僅かな収入も
全てその治療費に消えてしまう生活でした。

家の周りには何も無く、気軽に飲みにいったり、
ショッピングもできない状況。
よって息抜きすらも上手く出来ません。

唯一の居場所である家庭内では両親の喧嘩が絶えず、
常に緊張感の満ちた空気のなかに生きていました。
あまりの閉塞感にたまらなくなり、
あるとき突発的に死を意識してしまうようになりました。

「私、生きていていいのだろうか」と思わずにはいられませんでした

■どんなふうに苦しかったか?
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とにかく苦しかったとしか言えない。

近くに頼れる友人も居ず、相談できる人もおらず、
逃げ場がどこにもありませんでした。

毎日、耐えるのが精一杯でした。

■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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好きなアーティスト(中村中美輪明宏)のライブに行ってみたり、
友達に誘われた知り合いのライブには必ず行くなどして、
なるべく街へ出る予定を入れるようにしました。

閉鎖的な家の空間から距離を置くようにしてみようと、
気づいたことがきっかけです。

今は、そういった小さなことの積み重ねによって
自らの延命処置をしているような状態です。

また特に中村中さんの唄は悲しい唄が多いのですが、
心から共感出来る唄が多く、
「頑張れ」と言われるよりも心に響き、
少しずつ傷が癒されていくように感じています。

それでも本当に死にたくなった時は、
実際に会えなくても言葉で繋がることもできるといいきかせて、
友人に電話をかけてみるなどしています。

そして友達から「死んでも友達だよ」と言われた時、
私にもそういった想いを抱いてくれる友人がいたのだと気付きました。


その言葉を聞いて死ぬのを留まることができました。
死ぬことならいつでもできる。
死ぬことを先延ばしにすることで、なんとか日々生きています。

ライブや、目の前の用事(病院の予約など)、
そういった“やらなければいけないこと”をいっぱい増やし、
敢えて自らを忙しい身に置き、
「死」から自分を遠ざけることが一番
だと思っています。

私が死んだら悲しむ人がいる、それだけでなんとか生きていける。
そういう生き方も、今はいいのではないかと思っています。

■その後。
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まだ生きる理由を探している途中。

いつかこの苦しみから完全に抜け出して、
新しい何かを見つけたいと思っています。

そしてきっと見つかると信じています。


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