生きテク No.85

別れた2人の夫の借金と暴力・・子供のために向き合った
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■生きテク提供者
名前: 名無しさん
性別: 女性
職業: アルバイト
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■最も自分に過酷だった状況
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16歳の時、バイト先で8歳年上の男性と出会いました。

その方とは、お互いに母子家庭という共通の過去もあり、
色々と語り合ううちに心を許し、 自然とお付き合いが始まりました。

優しい人だったので、
そのままの流れで結婚をいたしました。

ところが、すぐに後悔することに。

彼には借金があったのです。

私たちは毎月11万円以上を返済しなければならず、
苦しい結婚生活が始まりました。

既に私のお腹には新しい生命が宿っており、
今更、後にはひけません。

借金の取り立てがキツく、毎日身の危険を感じました。

そんな中、長女を出産

しかしながら、毎日ガンガン取り立ての電話がなり、
子育てにはとても集中出来ない状況でした。

■どんなふうに苦しかったか?
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18歳の時、子供を保育園に預けて
仕事に出ることになりました。

ところがその頃、
夫の携帯電話の請求が5~6万に上りました。
どうもおかしいな、と感じていたところ、
浮気 をしていることがわかりました。
ショックでした。

重なる時には、重なるものです。
更に追い打ちをかけるように、
夫に末期の大腸がん があるとの宣告を受けました。

私は夫と別れることを決意しました。

実家に帰り、娘と生活を続けていた私は、
ある時、ひとりの男性と出会いました。

娘と二人で生きて行こうと考えていたので、
最初のうちは関心がありませんでしたが、
その男性から猛アタックを受け続け、
ついには根負けしてしまいました。

こうして私は再婚することになりました。

ところが程なく、 私は彼が酒乱だと知りました。

二度目の結婚生活では、 凄まじい暴力を受け続けることになったのです。

次女を妊娠していたのですが
「赤ん坊が死んでも構わない」とさえ言われ

顔から何から殴る蹴るを何度も繰り返されました。

山梨の親類の家でかくまってもらったのですが、
残した母親に暴力を振るうのではないかと心配になり、
結局は、すぐに戻ってしまいました。

暴力は更にエスカレートし、
言いがかりをつけて大衆の面前で土下座を幾度もさせられ、
自分の尊厳はもう少しもない、
という情けない心境でした。

真冬に裸足で追い出され、娘達が心配で泣き続けたり、
勢い余って首を絞められた時は
もうこのまま死ぬんだ、
ならば楽になると、半ば諦めの気持ち
すら生まれました。

当時都営住宅に住んでいて、
ここから飛び降りればすぐに死ねる。

死ぬことはいつでもできる。

だからとりあえず今日は頑張ろう、
と思うことで、かろうじて生を繋いでいました。


■かいけつ!
「これで助かった」という方法は?
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夫の暴力は日に日にエスカレート し、
とうとう子供達にまで乱暴するようになりました。

私はいよいよ駄目だと感じ、
市役所の母子相談室というところで、
相談員の方に助けを乞いました。

まず保護して貰い、下の子は乳児院、
上の子は養護施設に預け
、生活を立て直すことにしました。

その結果、市役所に保護願い を出し、
住宅を確保し、生活保護も受けることが出来ました。

こうして二人目の夫とも調停離婚が成立したのです。

■その後。
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今はある意味で、
自分の人生は自分が選択しているんだな、
と達観しています。

子供達がなついている男の人と同棲をしているのですれど、
いま、その人と結婚する気はありません。

二人の娘たちは私よりタフでしっかりしているので、
頼もしく感じております。

娘たちの事を考えると、 ある意味、今はとても幸せだと思います。

でも早くに母親になってしまったので、
まだやりたいことがたくさんあります。

贅沢はする気はありませんが、
これから自分らしく生きて行こうと思って
日々を送っております。


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