ゲイ、そして難病。恋愛に傷つき死を考えた
生きテク提供者
名前: 桃井アロム
職業: アルバイト
最も自分に過酷だった状況
精神的に依存していた恋人と別れた時 。
家族も友人もいない、
やることもない東京で一人になってしまった。
実家は沖縄で、そもそも東京に来たのも
持病(クローン病)の治療の為という理由もあったが、
実際はすでにネットで知り合った好きな人が東京にいて、
その近くに行きたかったからという不純なものだった。
親戚は近所にいたが気が合わず疎遠になっていたので、
恋愛感情だけではなく
「唯一頼れる人」という意味でも強い思いを抱いていた 。
経済的には依存していなかったが、
精神的にはとても依存していたと思う。
ゲイの自分にとって好きな人と両思いになれるなんてことは、
子供の頃には理想や夢でしかなかった。
それに加え、持病のことも
やはり大きなコンプレックスだったので、
それを受け入れてくれる人がいたことに
とても大きな感動があった。
でもそれだけに思い入れが強すぎて、
嫉妬や猜疑心、そして束縛など、
マイナスな感情にも苛まれてしまい、
結局自分から関係を放棄してしまった。
そして、そのことを更にひどく後悔した。
家族も友人もいない、
やることもない東京で一人になってしまった。
実家は沖縄で、そもそも東京に来たのも
持病(クローン病)の治療の為という理由もあったが、
実際はすでにネットで知り合った好きな人が東京にいて、
その近くに行きたかったからという不純なものだった。
親戚は近所にいたが気が合わず疎遠になっていたので、
恋愛感情だけではなく
「唯一頼れる人」という意味でも強い思いを抱いていた 。
経済的には依存していなかったが、
精神的にはとても依存していたと思う。
ゲイの自分にとって好きな人と両思いになれるなんてことは、
子供の頃には理想や夢でしかなかった。
それに加え、持病のことも
やはり大きなコンプレックスだったので、
それを受け入れてくれる人がいたことに
とても大きな感動があった。
でもそれだけに思い入れが強すぎて、
嫉妬や猜疑心、そして束縛など、
マイナスな感情にも苛まれてしまい、
結局自分から関係を放棄してしまった。
そして、そのことを更にひどく後悔した。
どんなふうに苦しかったか?
喪失感と後悔の念。
もう誰にも愛されないだろうという
絶望感に打ちひしがれてしまった。
私がクローン病という難病を抱えるゲイだということ、
そして過去に恋愛経験がほとんどなかったことが
大きかったと思う。
自殺の方法は、サイトで知った市販薬の大量服用だった。
一度飲み込んだものの、
拒否反応が出て吐き出してしまった。
そしてすぐさまマンションの屋上へと行き、
「今度こそは」と思い、飛び降りようとした。
もう誰にも愛されないだろうという
絶望感に打ちひしがれてしまった。
私がクローン病という難病を抱えるゲイだということ、
そして過去に恋愛経験がほとんどなかったことが
大きかったと思う。
自殺の方法は、サイトで知った市販薬の大量服用だった。
一度飲み込んだものの、
拒否反応が出て吐き出してしまった。
そしてすぐさまマンションの屋上へと行き、
「今度こそは」と思い、飛び降りようとした。
かいけつ!「これで助かった」という方法は?
そこで私は恐怖を感じた。
ずっと死にたいと思っていたはずなのにも関わらず。
「なんだ、結局は死にたくないんじゃん、自分」
と気がついたら、
馬鹿らしくなってやめてしまった。
とはいえ、その後もしばし尾を引いている状態だったので、
けじめをつけるべく別れた彼に
「会って話したい」とメールしたのだが
「キミとはもう関わりたくない」と言われてしまった。
自殺をやめた理由として、
自分が結局は死にたくないんだ、
と気づいたことが大きかった。
そして、別れた恋人からの最後の冷たい言葉によって
我に返らされた。
ああ、もう彼との復縁に望みはないんだ、
とはっきりと分かったら
逆に諦めがついて吹っ切れてしまった。
ずっと死にたいと思っていたはずなのにも関わらず。
「なんだ、結局は死にたくないんじゃん、自分」
と気がついたら、
馬鹿らしくなってやめてしまった。
とはいえ、その後もしばし尾を引いている状態だったので、
けじめをつけるべく別れた彼に
「会って話したい」とメールしたのだが
「キミとはもう関わりたくない」と言われてしまった。
自殺をやめた理由として、
自分が結局は死にたくないんだ、
と気づいたことが大きかった。
そして、別れた恋人からの最後の冷たい言葉によって
我に返らされた。
ああ、もう彼との復縁に望みはないんだ、
とはっきりと分かったら
逆に諦めがついて吹っ切れてしまった。
その後。苦境を乗り越えた今、これから何をしたい?
自分はどうあっても「自殺はできない人間」
だと分かったので、
恋愛に頼らず、自分なりの幸せを求めて、
ただ生き抜くだけ。
上記した通り、死の怖さを知ったし、
自分で自分自身を殺そうとする行為は
もうとてもじゃないが二度とできないと思う。
それに恋愛のみが人生の楽しみじゃないのだということも、
友達との時間や仕事のおかげで知ることが出来た。
他人と自分の幸福を比べたり、
他人を羨んだりしても仕方がない。
難病を抱えていても、ゲイであっても、
自分と向き合って自分らしいセンスで生きていれば、
案外人生楽しめる・・・はず。
そう思って生きている日々が、
今の私にとっては楽しい。
だと分かったので、
恋愛に頼らず、自分なりの幸せを求めて、
ただ生き抜くだけ。
上記した通り、死の怖さを知ったし、
自分で自分自身を殺そうとする行為は
もうとてもじゃないが二度とできないと思う。
それに恋愛のみが人生の楽しみじゃないのだということも、
友達との時間や仕事のおかげで知ることが出来た。
他人と自分の幸福を比べたり、
他人を羨んだりしても仕方がない。
難病を抱えていても、ゲイであっても、
自分と向き合って自分らしいセンスで生きていれば、
案外人生楽しめる・・・はず。
そう思って生きている日々が、
今の私にとっては楽しい。
この生きテクを読んで、死ぬのをやめよう、もしくは生きてみようと思った
参考文献・資料
この記事を読んで自殺をやめた人
279 人
この記事に対するコメント
両男より:
2012年10月14日 21:45:11
自分もバイなので、気持ちは少しわかります。ずっと学校でも職場でも常に孤独感を感じてる事が多く、生きる気力が湧きませんでした。
大学進学と共に東京に出て、初めて孤独感を感じずに済む仲間や好きな人に出会いました。
その人達との関係を手放したくなかったので、親の反対を押し切って、大学卒業後も無理に東京に残ってしまいました。
しかし、イマイチ自分を肯定し切れず仲間との関係は切れ、就活にも失敗して貧乏バイト生活に。
実家が困窮しても助ける事も出来ず、家庭環境がボロボロに。
しかし、この上にさらに難病まで抱えて戦っているような方もいるとわかって、自分がちっぽけに思えました。
意気揚々と、イキテク募集に応じようかと思ってたのですが、、
ほいより:
2011年09月26日 20:53:37
自分の潔癖な性格が災いして日々対人恐怖的な気持ちを持っています。
人が人を傷つけるのを見る時や、自分が人を不快にするような言動をとったときに、「ああ、人間なんて生き物になって本当に疲れた」と思います。
気にしすぎている、気にしずぎなのが逆に相手にとってはなじめない、協調性がない、不快に思わせてしまう。またそれを自身が気にする。の悪のスパイラルです。
それでも、人を嫌いになりきれずに、人と触れ、感謝を感じるのですが、心のどこかで強迫観念的に人に感謝しているのかなとも思います。少しさびしいですね。
私は今レズビアン的な思考を持っていますが、それも、人間と深く関わらずにより自分を人の柵から離すためのツールのようにしていることがあります。
女と争いたくないからです。
男に性的な対象にされるのも御免です。(対象になるような人間ではないですが)
性欲はあるから、肉体関係を持つならだれか女の人に奉仕して道具のように利用されればいいか。
まあ、そんなに深入りもできない小心者だし、ひとりなんだろうな、とも思います。
人から愛情を受けるのも極度に不安です。罪悪感のようなものがこみあげていたたまれなくなります。
こわいんでしょう。
誰も好きだし、誰も嫌い。
そういうとても距離のある態度で人と付き合っているので、どうしても一部の方との会話で喜ばれるような同調ができません。
社会人になって、それが顕著になってきました。
人生経験させてもらっているのだから、それはそれで貴重ですが。
虚無感や、孤独感はけして悪いものではありませんが、そういう気持ちが高まったときに、どうしようもなく心に葛藤を持ちながら日々過ごしている人の率直な話をお聞きしたくなります。
拝読して元気をもらいました。
こうやって誰かに助けられながら、生きていけるのですね。
ありがとうございます。
marutakeより:
2010年04月23日 01:28:49
今死ぬのはとりあえず止めようと思った。
まなみより:
2010年03月26日 13:45:01
ひとりぼっちほどさみしいものはないとおもった。
Akiraより:
2010年02月09日 10:20:37
はじめまして。俺はGID(FtMTS)で多重人格者です。あなたの想いに共感してこれを書きます。俺のばあいは恋人も俺も多重人格だったのがいちばんの悩みでした。会いたいときに相手が死んでるってことが日常的に起こりうるんです。自殺したんじゃない。人格同士の争いで殺しあうんです。そして、俺達は遠恋でした。携帯しかつながるものがなくて、ネットで知り合ったから、顔は写メだけしか知りません。付き合ってわずか10ヶ月で彼女は帰らぬ人となってしまいました。どこかで彼女の身体は生きていますが、俺を覚えている人格はいません。連絡もしないでくれ、幸せになりたいんだと言われてどうしようもできませんでした。俺の想いはいまだ宙ぶらりんのままです。あなたのようにふっきれたらと思いますが、今も日本のどこかで歩いている彼女を想うとどうしようもなくなります。GIDだから女として結婚に逃げるような生き方もできません。彼女しか愛せません。俺の場合は、自分の想いを断ち切るのを諦めて死ぬ気持ちをなくしたんです。一生苦しむけど、覚悟さえあればどうにかできる。俺はそう思います。将来的には、ネットで多重人格者のためのサイトを立ち上げようと考えています。俺と彼女みたいな恋を1つでも救うために。
kaisi001より:
2009年12月06日 23:18:03
私はレズビアンなので、親近感を持って読みました。恋愛がすべてじゃないという言葉に、ドキリとしました。私は恋愛にコンプレックスがあって、いつも恋愛がダメ=自分がダメという方程式を作っていました。恋愛はすべてじゃないって言えるようになりたいなと思いました。
この生きテクのライセンス
生きテクに掲載している記事・写真・イラストなどの著作物は、株式会社Posi-mediaが所有し、日本の著作権法及びベルヌ条約などの国際条約により、著作権の保護を受けています。
無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることを禁止します。
無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることを禁止します。