常に失った子どものことを思うと涙が溢れて止まらなかった。
その反面自分の不注意で「子どもおろしちゃった」と笑っていう同級生の言葉が心をえぐった。
私が無くした子の命も、この軽々しく扱われている命も一緒なのかと思うと、
辛くて、悔しくて、産んであげられなかった自分を呪った。
同時に時々PTSDなのか、フラッシュバックが起きるようになる。
その場所は様々で、知らない道を歩いていると当時の道から引きずり込まれてレイプされた記憶が蘇ってきて動けなくなったり
全く関係の無い場所、友達と遊んでいる時でも記憶がふと蘇ることがあった。
当時は知らない男性から突然触れられるのも怖かった。
そして私が苦しんでいる間も、レイプした男はのんきに生きているのかと思うと、やりきれない気持ちでいっぱいになった。
また、エイズへの感染の心配もあった。
結果が出るまでの数週間不安で泣き続けた。
検査の結果が陰性だったのが不幸中の幸いだった。
それでも、当時17歳の私の心が負った傷は大きすぎた。
その結果、リストカットを試みるが家族に見つかり失敗。
最後に自宅から飛び降りようとベランダに足をかけたとこで母親に見つかって断念した。