40歳の頃、中2の娘が学校でいじめにあい、4ヶ月不登校となる。
自分の会社の業績が悪化、
続いて夫の会社も業績不振となる。夫はストレスから体調を崩す。
そんな中、小学校入学を控えた三男が、字が読めないことが判明し、普通学級にあがれないと言われ、目の前が真っ暗になった。
あちこちに行き、調べてもらったところ、ADLDという学習障害であることが分かった。
4~5ヶ月の間に一度に悪いことが起こってしまったことで、ひどく落ち込み、死を考えた。
絶望的な思いでいるときに、実家の母を頼って苦しい状況を伝えた。特に息子のことについての悩みを話していたところ、母に「大丈夫よ!」と一言で片付けられてしまった。なぜなら、息子の現状は子どもの頃の私とそっくりだ、というのだ。そう言われて改めて思い返してみると、まさに息子のやることなす事は私の子どもの頃と同じだった。その私が今は普通に生きているという事実をしっかり受け止め、今、自分の立ち位置、母親であることを自覚したとき、死を考えることはなくなった。
あれから数年が経ち、子どもたちもそれぞれ成長し、
今は毎日が充実して楽しくいきいきと暮らしている。