45才ごろ、会社では上司と部下との間で板ばさみに会い、強いストレスを感じていた。
そんなおり、バブルがはじけ、突然のリストラがあり、従業員の3分の1が去って私が所属していた部は消滅してしまった。
私は会社に残ったが、ストレスはさらに強くなる一方。いくらがんばっても認められず、評価もされない。会社に行けば息が詰まる思いがした。
唯一の息抜きはテニスのみで、子供の存在ですら重荷に感じ、自分本位の世界に逃げていた。
たまたま行った異業種交流会で、講演にこられた(佐藤康行)先生と出会った。そこで先生の特別研修会に参加しないかと声をかけられた。
とても高額だったが 覚悟を決めると、周りの人もその覚悟を応援してくれるようになった。 私は研修会に参加し「他人と比較して生きない」「ほんとうの自分の心で全身を満たす」などを教わり、生きがいを感じるようになった。
目の上のタンコブのように感じていた上司とも、自分の体験を話した事で普通の人間関係になった。
今では、会社に従っているばかりだと、つまらない人生になってしまうと思い、利他、どれだけまわりの人達のお役に立てるか、を考えるようになった。
人間、そして地球の環境に貢献することは、お金に換えがたいものだと感じ、行動している。