高校のときから10年間ひたすら愛した人がいました。
けれども、結局彼にとって
私は金の搾取と体の関係を持つ存在に過ぎなかったということが分かりました。
彼との間に出来た子も流産してしまいましたが、
そのことを私は悲しく思っていたのに、
彼はほっとしていたようです。
そのことも深く心に傷を残しました。
そして彼自身がバンドマンだったこともあり、
ファンの目などを気にして、
それらの事を誰にも相談出来なかったのが一番苦しかったです。
彼との別れで心身ともに疲れ、
統合失調症に近い精神的病
(不眠症、リストカット、離人症など)
を併発してしまいました。
それをきっかけに、東京から実家に戻ったのですが、
その選択は失敗だったようです。
もともと肉体的にも女性としてのプライドを傷付ける様な病
(子宮内膜症、乳房に膿が溜まり切開して
除去しなければいけなくなるなど)
を抱えていたせいでバイトもままなりません。
さらに、実家が岩手県の山の奥と大変な田舎のため
収入も東京にいたころより
ずっと低いものになってしまいました。
しかも、その僅かな収入も
全てその治療費に消えてしまう生活でした。
家の周りには何も無く、気軽に飲みにいったり、
ショッピングもできない状況。
よって息抜きすらも上手く出来ません。
唯一の居場所である家庭内では両親の喧嘩が絶えず、
常に緊張感の満ちた空気のなかに生きていました。
あまりの閉塞感にたまらなくなり、
あるとき突発的に死を意識してしまうようになりました。
「私、生きていていいのだろうか」と思わずにはいられませんでした