私は大学生の頃、
ある学生団体で
活動していました。
入会して最初の1年は
まさに獅子奮迅の活躍で、
先輩や同輩からも称賛され、
団体内での信頼も厚く、
「エース」とまで
呼ばれるようになっていました。
自分でも「何でもできる」と思い込み、
団体の中心として活躍できることに
誇りを持っていました。
そして、2年生になると役員に抜擢され、
さらなる飛躍を目指していました。
しかし、そんな私を支えてくれていたのは、
実質的に右腕のような存在だった
同輩の仲間でした。
私が指示を出し、
彼が実行するという関係で、
私の成功は
彼のサポートに支えられていたのだと
後から気づきました。
彼が別の団体活動に
注力することになり、
実質的に私の支えがなくなった瞬間、
私のメッキは
一気に剥がれ落ちました。
プロジェクトは停滞し、
団体内での信頼も
次第に失われていきました。
「どうにかしなければ」
と焦る私は、
彼に対して
完全に依存するようになり、
朝や夜中を問わず
何十件ものLINEを送り続けました。
「自分や団体を裏切るのか」
「このまま放置されるならお前のせいで死ぬ」
といった、
今考えれば完全に
脅迫じみたメッセージまで送っていました。
彼が距離を取るほど、
私はより執着し、
彼の気持ちなど考えずに
自分の不安だけを押し付けていました。
その結果、
団体メンバーからの信頼も
完全に失い、
私は逃げるように団体を
脱退しました。
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