老いると色々能力が衰えるので、ある程度年齢がいったら、死んでも構わないと思っていた。
イメージの中で、飛び降りるところや、首を吊るところをシミュレートする程度。
心が揺れるのをいつも抑えていた。
自ら命を絶った友人の家族の姿を目の当たりにした。
元気だった顔はやつれ、蒼白になり、ショックのあまり、現実を受け入れられない状態が見受けられた。
それを見て、周囲はこんなに苦しむのだと痛感した。
自ら死を選ばないと決めた。安易な「死ね」等の言葉を見るのは辛い。心に考える余裕を保つため、無理は必要な時意外はしないと考えるようになった。